A Little Bright Life.

「神澤さん!待って。神澤さん!?」

病院に来るとその声が僕の耳に真っ先に届いた。

あの先生の声で、名前はひかるちゃんのもの。

なにかやらかしてしまったのだろうか、ひかるちゃんに何があったのか。

それだけが心配で声のするほうへ駆け寄った。

「どうかしたんですか?」

「辻くん。」

先生に話しかけると疲れている様子の先生が僕のことを待っていました!かのような目の輝きをしてみてきた。

「あの神澤さんに…余命宣告…をしたら、逃げて行ってしまって、多分屋上に行ったと思う。」

余命宣告?

先生が小さな声で話していたのは多分デリケートな問題だからだと思うけど。

余命宣告ってあの倒れたことで判明したこと、かな。

「じゃあ僕追いかけます。」

屋上に行ったということは身を投げるかもしれないということ。

親父に昔言われていたから覚えている。よく親父の病院で屋上を見張っていたなぁ。

その時にみらいがいて出会ったんだっけ。

「よろしく。」

ひかるちゃん、大丈夫かな。余命宣告をされて気が動転しない人なんていない。

けれど、他の人の話も聞こえずに真っ先に屋上に行ってしまうなんて、よほどショックだったのかな。

僕はひかるちゃんがいるはずの屋上へと急いだ。