A Little Bright Life.

「神澤さん。談話室に来てもらってもいいかしら?」

検査をした数日後、綿ちゃんと話していたら、先生が病室に入ってきた。

その表情は病名を告げられたときと似ていた。

良くないことが起きたとそこで悟ることができた。

そしてその空気を綿ちゃんが感じてしまわないように、明るく気づいていないふりをした。

「はーい!わかりました。」

「…。」

多分そのことにも綿ちゃんは気づいていたのだろう。

私はまた違う病気を発症してしまったのかとそう落ち込んでいた。すべてが完治するまで退院はできないから。

また先延ばしになってしまったと思った。

「神澤さん、この前の検査結果なのだけど。」

「はい。」

色々新しい検査をしたということは、今までの検査方法では見つけ出せないような病気なのだろう。

「進んでる。」

「はい?」

先生が何を言っているのか全く分からず聞き返してしまった。

最悪なことを言われていることにも気づかずに、何か何かとワクワクしてきいてしまった。

この数分後には絶望を見ていることもわからずに。