A Little Bright Life.

「月ちゃん、診察行こうか。」

あまり見かけない男の看護師さんが綿ちゃんを呼びに来た。

名札のところをみると、精神科医と書いてあった。綿ちゃんは多分この前のようなことを何回も起こしているのだろう。

私も精神科に通っていた時期もあったなあ、と私は昔のことを思い出していたら、綿ちゃんがベッドから立ち上がり病室を出よう
としていた。

「ひなくん、また後で。」

ばいばいと手を振る綿ちゃんは、ザ・恋する乙女という気がした。

「昔は頻繫によく会っていたんだけど、綿がいつも僕について回ってたんだ。また後でって言って数時間後にまた会うっていうの
を何回も繰り返してたっけな。」