A Little Bright Life.

どうかしたのかなと思ったけれど、あまり話しかけるのも良くないし、窓の外でも見ようかとふと外を見ると雨が降っていた。

病院は中がとても騒がしいため、雨音など気にならない。というか聞こえない。

そういえば、病名を言われた日も、雨が降っていたな。

信じられないと思って雨の中走りまわっていたのを思い出すと少し胸が締め付けられる。

今はもう信じられなくても雨の中を走り回ることなんてできないな、って。

「あれ、ひなくん。」

そういった綿ちゃんの声に振り返ると少し濡れている太陽くんの姿があった。  

雨の中、走ってきましたとその姿は表していた。