A Little Bright Life.

ドンッ！！

私は、子供たちに勢いよく当たられて、その場に倒れこんでしまった。

勢いよく倒れたため体中が痛い。でもその痛みはすぐに引いていって、何事もないような体に戻った。

「ごめんなさい。」

思ってなさそうな謝罪をしてきた子供にいいよ、というと子供はすぐにどこかへ去ってしまった。


「っ？！」

立ち上がろうとした瞬間、いつもの発作とは違う苦しさを覚えた。

喉が、苦しい。

「っはあ、はああ……っ」

息をしようとしても空気を吸えず、むせそうになる。苦しい、苦しい。

本当に死んじゃうっ。

そんな想像が頭の中をよぎった。

さっき死にたくないって思ったばかりなのに。

「はぁあ、っはあ」

苦しさを我慢してたら、さっき声をかけてきた人が隣に来た。

「はい、深呼吸しよう。スーハー」

その声がしてから、なぜか安心してしまった。

私はその人に驚きながら、その人の言ったことを一緒に行う。

「スーハー」

「うん、いい子。」


誰だろう、この人。そんなことを考えていたら私の目の前はいつの間にか真っ暗になってしまった。


安心感と不安感の真ん中で。