A Little Bright Life.

私のお姉ちゃんがまさにそう。昔はずっと一緒にいるくらい仲が良かった。

でも、私が小学校に入った途端、急に冷たくされた。

そこから心を閉ざされてしまった。何か理由があるのかと家族に聞いても反抗期と跳ね返されるだけ。

お姉ちゃんの心を開けようと何十回も何百回も頑張ったけど、多分堅く閉ざされているから、こんな回数じゃ開けないんだろう
な。


「……神澤さん、これ。」

海原さんが渡してきたのは、【上牧病院感謝祭】と可愛いフォントで書かれたチラシだった。

「興味が湧いたらいつでも看護師呼んで。連れてくから。」

話すとき一回も目が合わなかった。やはり嫌われているのは確かなのだろう。

ー行きたくない。

最初聞いた瞬間そう思った。

病院のそういう集まりに行ったことがあるけれど、みんな退院したら~~~するだの、二年後~~~になるだの未来しか考えてな
い人たちばかりで気を負ってしまったため、苦手なのだ。

あと、看護師なんか呼ばなくたって私はロビーくらいいけるっての。

「…はい。」

海原さんは私の返事を後ろ姿で受け止めた。

そういうのもつくづくムカついてしまう。でも、どうせ行かないだろうと背中が言っていたので、行ってやろうと思った。

私は昔から誰かに挑発されたら、逆のことをやってやろうとひねくれたことをやってしまうタイプだった。