A Little Bright Life.

【……ヴッ】

僕がそう声を出して、僕らの意識は途絶えた。

そして、それまでの記憶すべてが消えてしまった。

頭を強く打っていたらしく、記憶すべてを失ってしまっていた。

いわゆる記憶喪失。

記憶を修復するために、親父と話した。

その時、ひかるちゃんの話は全くしてくれなかった。

なぜなら、僕らは顔を合わせるたびに頭を痛くしていたからだ。

ひかるちゃんが夏祭りや告白の後に頭を痛くしていたのは、そのせい……?


僕はひかるちゃんに会って頭を痛くしたことはなかった。

多分その記憶が本来でも薄れているころだからだろう。

「……」

僕は現実へと戻された。

その時は、先ほどの鏡の前ではなく、いつものベッドの上であった。