A Little Bright Life.

「おい!あぶねーだろ!!」

トラックの運転手さんの声が聞こえて、フラッシュバックが終わった。

太陽くんが私を抱きしめるのをやめ、手を差し伸べてくれると、頭痛は収まった。

前にもこんなことがあった。

でもその時は危機的状況でもなんでもなかった。

どういうこと…?

「すみません」

「……あ。す、すみません!!」

私はトラックの運転手さんに謝罪するとトラックは去っていった。

「…ごめん、太陽くん。私が変なことしたばっかりに。何も怪我無い?」

「うん、大丈夫。月をずっと見ていたね。綿が心配だったの?」

「うん、それもあるけど。寿命が近づいているなって思って。」

「…大丈夫。明るい人生にするから、これから。」

「これ、か…ら。」

私はこれからがもうない気がした。

私の人生もう少ないって実感できた日だった。