A Little Bright Life.

「ひかるちゃん、お待たせ…ってあれ?」

私は月の光に吸い込まれるように歩いていった。

この時だけは、中学校時代に戻った気分だった。

こんなに軽く歩けていたのか。

私は月しか見ていなかったから、飛び出してしまった。

「危ない!!」

太陽くんが私をかばうように道路へと駆け込んだ。

太陽くんも私も無傷だった。

「うぅ」

そして、頭が痛くなった。

【みらい!!ひーちゃん!!あーそーぼ!】

【見てー!これ泥団子】

【ひ―ちゃん、大丈夫?顔が青いよ?】

【みらい!!これはどう??】

【ひ―ちゃんは僕が守るよ】

フラッシュバックが起こった。

私とお姉ちゃんを呼ぶ太陽みたいな笑顔をする男の子。

私はこんな子と友達だった記憶はない。

フラッシュバックには一緒に流しそうめんをする場面や、一緒に雪合戦している場面があった。

だから、結構長い時間一緒にいたのだと思う。

でも覚えていない。

……?