綿ちゃんが倒れた。
その情報が入ったのは、月が良く見える時間だった。
綿ちゃんの病気の進行が進んでいるというのは一時退院するときに聞いた。
綿ちゃんが夜も寝れずせき込んでいたのも知っている。
結構この病気は症状が人それぞれだからそのつらさをわかることはできなかったけれど、同じ病気を持っているだけで、自分もい
つか倒れるんじゃないかと思った。
「綿ちゃん!!」
病院につくと、綿ちゃんはICUのベッドで眠っていた。
「ひかるちゃんも来てくれたのね、久しぶり」
そして病院嫌いなはずの朝さんがいた。
少し顔がやつれているようにも見えた。申し訳なさそうな感じ…?
「朝さん、どうしたんですか。」
「あのね、私が会いに行ったら、急に咳こんで血を…。やっぱり私がいったのが良くなかったのかもしれない。」
「そんなこと…!!」
「あるのよ、私の顔を見た瞬間咳き込み始めたのよ」
ああ、だからあんなに顔がしょんぼりしていたのか。
でも、咳こんで血を吐くって結構重症なはず。
私も一度咳こんで血が出てきたときがあった。
そのときは不眠が続いて、海原さんとの勘違いが発生したときでストレスがあった。
そういえば、綿ちゃんも不眠続きでせき込んでいた。
私と同じ条件。
多分太陽くんが来なくなってさみしさもあったと思う。
「…朝さん多分なんですけど。」
「うん?」
その情報が入ったのは、月が良く見える時間だった。
綿ちゃんの病気の進行が進んでいるというのは一時退院するときに聞いた。
綿ちゃんが夜も寝れずせき込んでいたのも知っている。
結構この病気は症状が人それぞれだからそのつらさをわかることはできなかったけれど、同じ病気を持っているだけで、自分もい
つか倒れるんじゃないかと思った。
「綿ちゃん!!」
病院につくと、綿ちゃんはICUのベッドで眠っていた。
「ひかるちゃんも来てくれたのね、久しぶり」
そして病院嫌いなはずの朝さんがいた。
少し顔がやつれているようにも見えた。申し訳なさそうな感じ…?
「朝さん、どうしたんですか。」
「あのね、私が会いに行ったら、急に咳こんで血を…。やっぱり私がいったのが良くなかったのかもしれない。」
「そんなこと…!!」
「あるのよ、私の顔を見た瞬間咳き込み始めたのよ」
ああ、だからあんなに顔がしょんぼりしていたのか。
でも、咳こんで血を吐くって結構重症なはず。
私も一度咳こんで血が出てきたときがあった。
そのときは不眠が続いて、海原さんとの勘違いが発生したときでストレスがあった。
そういえば、綿ちゃんも不眠続きでせき込んでいた。
私と同じ条件。
多分太陽くんが来なくなってさみしさもあったと思う。
「…朝さん多分なんですけど。」
「うん?」
