A Little Bright Life.

ひかるちゃんと暮らし始めてから二日が経って、今は学校から直帰しているところ。

ああ、本当僕部活入ってなくてよかった。

入っていたらこんなにひかるちゃんと話せてなかっただろう。

「……ん?」

僕は街のショウウィンドウに目をとどめた。

「きれい」

そこには星の形をしたネックレスがあった。

ひかるちゃんにとっても似合いそうだな。

買いたいけど、高いよね。こういうのって。

「ゼロが5個…。」

怖いよぉ、大人の社会。

こんなの軽々変えない。

僕は目を背けてひかるちゃんのいる家へと向かった。

バイト、しようかな。

バイトといっても親父のところで少し手伝うだけだけど。

親父のところは結構稼いでいるらしく、よく手伝うと一万円札をくれた。

子どもの僕に一万円札だから今じゃもっと高くなるだろうと思い、よしやろうと決心した。

「ひかるちゃん、喜んでくれるかな。」

僕はルンルンな気持ちで家へと帰った。

これ以上ないくらいのハイテンションだった。

大丈夫かな、僕。