A Little Bright Life.

「それでさ、僕明日から学校なんだけど。さみしいだろうと思って犬飼おうかなっておもう。どうかな?」

そうおねだりするかのような顔は猫よりもかわいい気がした。

そうだな、私一人でできることなんて少ないし。

犬と遊ぼうかな。

「うん。いいよ。楽しみ。」

その後私たちは近くのペットショップに行った。

すぐにカワイイ犬を見つけて、即買った。

「名前どうする?」

「うーん、ななちゃんとか!」

「いいね。ななー」

そう私が呼ぶとななは〈はーい〉というかのようにほえた。

可愛かった。なぜか嬉しくなった。

話しかけても誰も返事してくれていないような気分だったから。

いつも。

「ここにしようか、ひかるちゃんの部屋。車いすだから階段は登れないしね」

「うん、ありがとう。太陽くん色々してくれてよかったよ。」

「ううん、一緒に暮らせて僕はうれしいからね。」

「ありがとう」

色々なことをしてくれた太陽くんには感謝しかない。