―幸せなんだな。

良かったと思っていたら、車に乗せられ、太陽くんの家へと向かった。

「まさか太陽に彼女ができるとは」

運転はお父さんの太蔵さんがしてくれた。

太蔵さんは昔からの付き合いだから顔見知りだった。

ようやくかとかなんとか言っていたけれど、私にはわからずとりあえず窓の外を見た。

「あ、太陽だ。」

こんな天気のいい日に外に出るのは久しぶりだった。

私がいつも外に出ると曇り。

だから今日みたいな日は珍しい方。

こんな日がいつまでも続けばいいのになあ。

そう思いながら私は荷解きをしながら眠ってしまった。