そういって太陽くんが指さしたのは太陽くんと出会った日にぶつかってきた子供だった。

今日は病院の点滴を連れている。

ああ、あの子あんなに元気だったのに…。

そう思ってしまった。

「なんか悲しいね。もっと元気でいてほしかったなあ。」

太陽くんも同じことを思っているのか、私にそう言ってきた。

私はその子に親近感を感じてしまった。

私もあの子くらいの時はすごく元気だった。

でも今の私はこんなに弱って、あと半年だけ。

しかもあの日から三か月は経っているからもう三か月しかない。