A Little Bright Life.

「私はひなくんに強くなってほしい。」

綿の一言と、母のあの一言で決心がついた。

『少しだけの明るい人生でも、楽しめればそれでいいじゃない』

僕がひかるちゃんの残り少ない人生を明るくするって言ったじゃないか。

僕以外に助けに行ける人はいない。

警察なんかが言ったら、朝さんはまた地獄に入る。


ダメだ。二人とも助ける。


朝さんに立ち向かうんだ。

僕はあの頃の弱い自分の頭を押さえて立ち上がった気分になった。

大丈夫、未来の君はしっかり決心できるよ。

そんな風に話しかけるみたいに。

「いってきな。」

「うん」

僕はかつていたあの家へとまた戻っていくのだった。