A Little Bright Life.

『おかあさん?』

ひなくんに再会したのは、それから六年後。ひなくんは中学一年生になっていた。

『ひなくんじゃない!!』

私は恐ろしいほどの喜びを覚えた。ひなくんは私なんかのことなど覚えていないだろうとずっと思っていたから。

『これからは、朝さんって呼んでもいいですか?』

彼は私が誘拐犯だというのを知っているようで、少し怯えていた。

七海ちゃんに似ていた顔は少しスッとして、男らしい顔立ちになっていた。

誰でも惚れてしまうような美形。

確かお父さんもかなりの美形だと誰かから聞いた気がする。

『うん、ごめんなさいね。』

私が謝ると彼は困ったように頭を上げるよう言ってきた。

私は刑務所でずっと思ってきた申し訳ない気持ちをこの一礼で伝えたくて数分ずっとこの体制だった。

『大丈夫です。綿も解放されたし、僕もそれなりに頑張っているんで。』