A Little Bright Life.

警察が来た時の彼の目の輝きは今でも忘れない。多分ずっとその音を待っていたのだろう。

彼は私を気にしているようだった。

振られたばかりの私を慰めるように頭をなでてくれたことは今でも鮮明に思い出せる。

彼に私は救われた。

でも救ってくれた彼の輝きを消したくはなくて、また逮捕されようと決意した。

『私を逮捕してください。』

警察にこんな願いをする人はあまりいないだろう。

警察官にもそういわれた。でも、私は取り消すつもりはなかった。

彼の人生を少しの間だけでももらえてうれしかった。

私はずっと前からひなくんを実の息子のように愛し始めてしまっていたのだ。

彼にお母さんと呼ばれ、頼られ。

私はひなくんのお母さんだと勘違いして刑務所に入っていったのを覚えている。