A Little Bright Life.

『お姉ちゃん。妹も連れてきたんだけど大丈夫?』

『いいわよ。』

公園で話してから数日後、早速彼女は私の家に来た。

かわいらしい妹さんも連れて。私は人間不信が一気に溶けた気がした。

こんな可愛い子供二人に頼られているのだ。私を叱る大人なんていなくなるはずだ。

そう思ってしまった私はもう地獄の入り口にいたのだろう。

『おぉい!七海と葵だせや、こらぁ!』

お父さんらしき人の声が聞こえて、少しおじけづく。

でも、私は大丈夫という謎の自信のせいで、ドアを開けてしまった。

それがもうだめだった。

終わりの始まりであった。