こんな大事なことなんで! なんで!!! …距離を、とったのはこういうことか。 俺と別れたいから、最後に情けかけて時間かせいだって言うのかよ! 俺は無意識に拳を頭上から振り下ろしていた。 自分でも信じられない力でテーブルを叩きつけていて、君はその音にビクリと体を反応させた。 「…何にも言わずにギリギリで…」 「話、しようと思ってたの」 「何様だよ。別れたいならそう言えばいいじゃねぇか!」 「ちが…」 「俺をバカにするのもいい加減にしろ!!」