「あ」 背後からの声にビクッとした俺。 それと同時にレンジがチンッと鳴った。 心臓がドキンドキンと波打っている。 アイツじゃなきゃいい。 そう思いながら手早く弁当をビニール袋に入れた。 振り返らず俺は去ろうと、体の方向を変え歩き出そうとしたが。 「…レンジどうかしたの?」 いつの間にか俺の横に。 君がいたんだ。