LOVE STRAWBERRY★SHORT

もうすぐクリスマス、という頃。

あたしと彼は別れた。

そうなる前から、もう空気も悪くなっていて、いつかはこうなるんじゃないかと予感していた。

でもあたしは、心のどこかで。

『大丈夫よ』

なんて、ありもしない事にしがみついていたんだ。

別れるのが怖かった。

でも、好きなのに何もしないで、自分の気持ちも言わなかった。

あたしは気持ちを残したまま…

彼に別れを告げられたのだ。