カンカン照りな太陽は、容赦なく俺の頭を狙っていた。 いくら午後から涼しくなったと言えど、夏は夏だ。 外を歩いていたらクラクラしてきた。 でもそんなことになっても俺は実果と話がしたくて… 先に怒って帰っていった実果を追い、ここまできた。 実果が行くところはだいたいわかってるし。 (ガラガラ〜!) 「いらっしゃ……おや?入れ違いかい?」 威勢のいい声が、たちまち優しい声になる。 「もう帰ったんだ?」 「さっきな。いつもの食っていったぞ」