あの雨の日、橋から飛び降りようとしたのを助けてくれたのは"君"でした

まあ怪しまれたんだけどね…。
優星と優星のお父さんで食事もした。
そしてそれから少しして優星に避けられた。
あの時はもう嫌われたなと思った。
苦しくて辛くて目の前が真っ暗になった。
でも…もしかしたら、という僅かな期待と希望をかけて私はいつも待っていた。
優星が来るのを……。
そしたら来てくれた。
いつも通りまたいられる。
…そう思ったけどお父様に優星との事がバレてしまった。
遅かれ早かれ…いずれ気づかれるとは思っていた。
だから仕方ない。
隙を見つけて優星に会いに行こう。
そう思って私は静かに待った…その時が来るのを。
なかなか隙を見せてくれないから大変だった。
だけど優星に会えた。
嬉しくて思わず抱きしめてしまった。
そしたら優星も抱きしめ返してくれた。
家のこともなんとか片付けて優星とまた遊んだ。
今度はあまり見つからないように。
そして私は優星に3人を紹介することにした。
顔見知りになっておいたほうがいい。
そう思ったから。
何があっても頼れるように。