深々と頭を下げた男の子に私はまたやっぱり面白そうな子、と思った。 『いいえ、お大事にね』 そう言って私は元の場所に戻った。 しっかりカーテンも閉めて。 それが5月の最初らへん。 また…会うなんて思わなかった。 君が私と…同じことを考えていたなんて。