人を信じちゃいけない。

それくらい、わかってる。

だから、太陽みたいな笑みを貼り付けて、みんなに愛を振りまいて、“信頼”を家にする。

涙も使って、恋も使って、友情も使って、“愛”を食料にする。

ねこのお面を、外されないように、深く深くかぶって、素顔は隠す。 

言いたいことがあっても、心の底で殺して土に埋める。

私に希望なんて、もう届かないから。
 
地獄の底を突き抜けても、このお面は外さない。