赤い糸を鉄壁の先へ

お風呂を上がるといつものカイトシールドを外し、真っ白なタキシードを着た透李くんがいた。

「…透李くん!時間は大丈夫なの?」

「貴様を待ってはいけないか?」

「え…?」

「間抜けな声を出すな。…盟友を待ってはいけないかと聞いている」

「あ…ありがとう!一緒にいこう!」

「あぁ」

透李くんは終始澄まし顔ですぐに僕の少し先を歩く。

「今日は、白い服なんだね」

「婚姻の儀だからな」

「透李くん。……幸せ?」

なんと聞くのが正しいのか分からずそうとだけ聞く。透李くんは振り向き、面食らった顔をしていた。でも、すぐにいつものように余裕たっぷりに笑った。

「あぁ…幸せだ。契りを交わし者との婚姻の儀を盟友に見届けて貰えるのだからな」

透李くんはそういって振り返るとまた歩き出した。




……ねぇ、透李くん、耳真っ赤だよ?