厨房に向かうといつも通り海神王宮のシェフ・向山 葉月(むこうやま はづき)が待機して自分の分の食事を渡してくれた。厨房の端にあるスペースには小さなテーブルと椅子があり、そのテーブルには食べかけの朝食が置いてあった。彼はここで食事を摂っているみたいだ。確かに透李やあむのように、主と食卓を共にしろとは言わないが、少し葉月は気を使いすぎな気もする。
食堂に戻ると緋女が部屋に戻るところだった。気にせずひとりで(たまにブログメントに苦手な食材をこっそり食べさせながら)食事を終えた。
食事の後、いつも通り訓練場で腹ごなしに部下と手合わせする。どんなに強く打ち込もうと全ての剣をいなしつつ声を張り上げてアドバイスするため、プライベートでは誰も声をかけては来ないが訓練では勉強になる、と透李は人気だ。元々通っていた学園の友人がものすごい速さでレイピアを突き出して来るし、訓練なのにガチ戦闘をしていたので部下の攻撃は透李にとっては余裕だった。
「そこまで!」
隊長の号令で訓練が終わる。ここから先は(透李にとっては)自由時間だ。本当は透李は緋女の護衛なのだが、緋女が王宮にいる間はチトセが緋女に付きっきりなので呼ばれるまでは王宮の見回りと称し好きなところに行っている。緋女もそれを許してくれているから本当にホワイトな職場だ。
少し部屋に戻り傷一つ着いていないカイトシールドを手入れして付け直した。朝はいつもバタバタしているので訓練の後手入れするのがいつもの流れだ。本当は夜にすればいいのだが仕事が終わってからは夜は早く寝ないと次の日、本気で昼まで起きないみたいなことが起こりかねないため、この時間が1番いいのだ。
カイトシールドの位置をもう一度だけ確認してから部屋を出た。
食堂に戻ると緋女が部屋に戻るところだった。気にせずひとりで(たまにブログメントに苦手な食材をこっそり食べさせながら)食事を終えた。
食事の後、いつも通り訓練場で腹ごなしに部下と手合わせする。どんなに強く打ち込もうと全ての剣をいなしつつ声を張り上げてアドバイスするため、プライベートでは誰も声をかけては来ないが訓練では勉強になる、と透李は人気だ。元々通っていた学園の友人がものすごい速さでレイピアを突き出して来るし、訓練なのにガチ戦闘をしていたので部下の攻撃は透李にとっては余裕だった。
「そこまで!」
隊長の号令で訓練が終わる。ここから先は(透李にとっては)自由時間だ。本当は透李は緋女の護衛なのだが、緋女が王宮にいる間はチトセが緋女に付きっきりなので呼ばれるまでは王宮の見回りと称し好きなところに行っている。緋女もそれを許してくれているから本当にホワイトな職場だ。
少し部屋に戻り傷一つ着いていないカイトシールドを手入れして付け直した。朝はいつもバタバタしているので訓練の後手入れするのがいつもの流れだ。本当は夜にすればいいのだが仕事が終わってからは夜は早く寝ないと次の日、本気で昼まで起きないみたいなことが起こりかねないため、この時間が1番いいのだ。
カイトシールドの位置をもう一度だけ確認してから部屋を出た。



