姫と王様


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「お!華山か?俺は担任の月島だ。まあ俺も理事長もお前と同じような生い立ちだ。なんかあったら頼れよ。」

「なになにー?なんのはなしー?」

「お、相良。今日はホームルームでるのか?」

「今日は綾ちゃんがいるから特別ー。あーでも大和くんに報告も行かなきゃなー。」

「どーせホームルームの話なんて聞かないんだから怒られる前に報告いっとけ。」

「たしかにー!じゃあ綾ちゃん、またねー!」


そう言ってタタタタッと少年のように去っていった。
なにがまたねよ。私はもう関わりたくないのに。


「よし。じゃあ俺が入って来いって言ったら入ってきてくれるか?」

「はい。わかりました。」