いまこの世界は「異能力」というものを持っている人間がいる
『凍雨』という高校生集団はそのメンバー全員が異能力を持ってるとされる集団だ
だが、めったに異能は使われないため、気軽に物事を依頼しやすいで有名ななんでも屋である

今は凍雨という異能集団であり、なんでも屋の一員だ
凍雨はみんな高校生で家出した人たちの集まりだから、ルームシェアというものしている
お金もないし、事務所をそのまま生活の拠点にしているだけだけど。
事務所兼家的な感じ
ちなみに凍雨のメンバーと異能は
•雨霧 雷斗  風雷乙女 (ふうらいおとめ)
※この異能は発動時、雷斗は日本刀を構えた女子に变化し、風と雷を自由に操ることができる異能
•葛城 糸雨  完全無欠な夢世界(パーフェクトワールド)
※この異能は対象のものを異能空間に引きずり込み人の異能を制御できる能力 異能空間の中では糸雨のみ空間の中に有るもの、人の特徴がわかる
•紫雲 充希  乱れ撫子(みだれなでしこ)
※この異能は自分の近くに撫子の花を咲かせ、その花に触れた箇所を壊死させる能力だが、充希が許したもののみ壊死しないようになっている
•葛城 時雨  美しい冷酷(セルリル)
※この異能は有毒で鋭い刃のごとく強い花を操る異能 糸雨のワールドでは制御しやすくなるが、下手すると味方も傷つける. うまく活用すれば治癒もできる。
の計4人
美形が多いからか、「一日彼氏やってほしい」とか「女の子に人気の店を教えてほしい」とかが多い。でもたまに猫探しの依頼や薬の治験、探偵を雇えないからその代わり、みたいなのもあって、それぞれの得意分野を生かしてやってる。
ピコン!
メッセージを開くと、糸雨からだった
「時雨 依頼だよ〜♪
今回は薬の治験だって♪ 少しキナ臭いから護身用に充希も連れてって♪
あと、治験の薬なんだけど最近増えてる天使病の治験だって ちょい怪しいよね〜
頑張って! 場所は役所の斜め迎えの新しくできたビルだって♪ヨロ〜 糸雨」

時:「充希〜依頼来たよ〜」
充:「まじ、おっけ 今行く」ー
時:「依頼の内容は薬の治験だって、ちょいキナ臭いからきをつけて」
充「了解」

ビル着
充「ここか?」
時:「ここのはずだよ」
?:「こんにちは、ここのビルの管理人兼今回の治験の説明をさせていただきます森と申します。葛城様と紫雲様でお間違いございませんでしょうか』
時、充:「はい」
森:「今回治験していただくのはこの天使病の薬です。報酬は言い値で払います。」
森:「ではお願いいたします」
ゴクン
時:「これでいいですか?」
森:「ええ、これで依頼は終了です」
森:「依頼料はいくらがよろしいでしょうか」
時:「じゃあ4万でお願いいたします」
森:「では依頼料の4万です」


充:「意外と簡単な依頼だった」
時:「そうだな」
にしても糸雨何がきな臭いんだ
気さくに話せたじゃないか
充:「でも、ちょっと森さん怪しかった かも?」
時:「まじ?でも充希が言うならそうかもなぁ」
充希は洞察力や観察眼が異常なまでにもいい
僕にあった時に性格を全部言い当てたくらいの凄腕だ
充:「とりあえず事務所に帰るか、」
時:「そうしよう」

事務所着
にしても疲れたな
いつもより簡単な依頼だったのに
そうだ、飯でも作ろう

充希side
今、時雨と一緒に帰路についた
今回の依頼人は森さんと言うらしい
森さんなんか隠してそうな感じがしたんだよなぁ
何がって言われるとむずいけど、掴み所ない性格
管理人
役職を名乗らなかったこと
言い値の依頼料
簡単な治験の依頼
何かおかしい
今回の依頼人の名前は「森綾西」
でもあのビルの会社の社長は「伏黒涼夜」
なんだ、違和感が拭えないこの感覚は

俺はまだ知らなかった
これが時雨を苦しめる存在だったことを
充希sideend

 
糸雨saido
糸:「ただいま〜」
時:「おかえりー」
糸:「夜ご飯なに〜?」
時:「今日はオムライス」
糸:「やった」
時:「みんなーご飯だよ〜〜」
皆:「はーい」
皆:「せーのいただきます!」
糸;「美味 美味」
充:「おいし~」
雷:「さっすが時雨だな! いつも飯がうまい」
糸:「あれ?時雨ご飯食べないの?」
時;「ご飯を食べることは命をいただくこと食べられないブツブツ」
糸:「時雨?大丈夫?
糸:「熱でも有るのかな?」
充:「も、しかして 天使病?」
雷:「は?今日天使病の薬の治験に行ったんじゃねーの?」
充:「でも、なんか今日の人 変だった」
糸:「その人って名前伏黒さん?」
充:「いや、森さん」
雷:「ってことはなりすましになんか盛られたのか?」
充・糸「そういうこと!」
糸:「でも今回の依頼は充希も受けてたはずじゃ」
充:「なんか怪しかったから口の中に入れたふりしてここに有るよ」
雷:「でかした!充希! それを糸雨に見せろ!」
糸:「なになに?私の出番かね?」
雷:「これの中何入ってるかわかる?」
糸:「あ!!この中ウィルス入ってる!」
雷:「てことは、」
皆;「天使病のウィルス!」
時:「ごめん、今日ご飯食べないね。」
雷:「ちょ、おい!テメーが作っただろ!」
ばたん
糸:「大変なことになったねぇ」
雷:「おい!これからどうするんだ?」
充:「どうもこうも病院行かせないといけない」
糸:「でも時雨、病院で無意識に異能使うかも」
雷:「なんで?」
糸:「昔あったんだよね。めったに風邪ひかない時雨が風邪ひいてうなされるときに、ちょうど僕のワールドだったから良かったけど、制御できなかったら僕が刺されて死んでた」
雷:「じゃあ今日は皆糸雨の防御のためにもワールドにいよう」
充:「オッケー 糸雨お願い」
糸:「いいよ」
じゃ、いきますか、
異能力 完全無欠の夢世界(パーフェクトワールド)
パチン♪
雷:「よし」
充:「時雨大丈夫か?」
時:「大丈夫だよ。それより人助け..」
糸:「時雨、それ以上もうやめろ。羽が生えてくる」
時:「触らないで! これ以上私を汚さないでよ!」
雷:「情緒不安定だなぁ、大丈夫か?」
びゅん!
花弁が雷斗に
糸:「らいと!」
雷:「おっとあぶねぇ」
時:「外した..」
充:「糸雨!」
糸:「オッケー」
進行が早い
さすがというべきか、なんというか
羽は生えてきたら充希にお願いして壊死させよう
時:「汚らわしい人間どもが!」
ニョキニョキ
雷:「羽が生えてきた。 もういい! 異能力 風雷乙女!」
チャキン
雷斗の日本刀がなる
雷:「痛くするね」
日本刀を出す雷斗
時:「やめろ!さもなくばお前ら全員命がねえよ!」
糸;「今だ!充希!」
充:「わかってる。 異能力 乱れ撫子」
時:『ぎゃーーー」
糸:「時雨、戻っておいで」
僕は消え入るような声で言った
時雨、きっと大丈夫だけど瀕死に等しい状態だから
ゆっくり休め
数日後

充:「起きないね、」
糸:「依頼、僕が行っておけば良かった。そしたら中身わかってこんなのにならなかったの  に」
雷:「時雨、起きろ!」
充:「やーめーろ」
時:「ん..皆どうしたの?」
糸:「時雨!起きた!起きたよ!」
充:「良かったぁ ごめん 最初に言っとけばよかった、怪しいから飲むなって」
雷:「心配かけんな、焦っただろーが!」
時:「どうしたのなんかあった?」
雷:「なんかあった?じゃねーよお前暴走したんだぞ!」
時:「は?どゆこと」
充:「治験の人が偽物だったんだよ。そしてウィルスと促進剤見たいのが入ったカプセル
   飲まされてたんだよ治験と称して」
時:「まてまて理解が追いつかない」
糸:「多分依頼も凍雨に恨みを買った人間がやったことで、あのビルは社員だったら自由に
   使えるから社長が居ないときを見計らって依頼を入れたんだと思う」
雷:「やっぱ森さん片しとく?」
糸:「しておこうか、二度とこんなこと起こらないように 充希、時雨 行こう」
充:「おう」
時:「まだ病み上がりなんだが?僕も行くの?」
糸:「時雨の敵討ちなんだから!」
時:「ま、いいけど」
糸:「じゃあレッツゴー」

ビル着
糸:「すみません森綾西さん居ますか」
受付にそう言うと、放送がかかり森さんがやってきた
森:「私ですがなにか用ですか?『凍雨』の皆さん?」
糸:「少し話したいことがあってですね」
糸:「ここじゃ悪いので少し別の場所で」
異能力 完全無欠の夢世界(パーフェクトワールド)
パチン♪
糸:「こちらでお話させていただきますね」
森:「ここは?」
雷:「あなたが、凍雨の、うちの時雨に何か飲ませましたね?」
森:「ええ、天使病の薬の治験を担当いたしました」
充:「じゃあなぜ時雨は天使病にかかったんですか?なぜ僕らを傷つけようとしたんでしょうか?」
森:「 もうだめか、」ボソ
糸:「どうしました?」
森さんはニタッと笑った
 森:「バレちゃった? や~あっと殺せると思ったのに」
森:「あーあもう私は死んじゃうなぁ」
森:「だったら一人くらい殺してからがいいなぁ!」
森:「異能力 気怠い劣情(レイジーラヴァー)」
糸:「無駄だよ」
森:「っな、ん、だと異能の威力が」
雷:「じゃあ手加減してあげる 異能力 風雷乙女」
雷斗が女の子になって日本刀が鳴る
糸:「時雨ーいいよ♪」
時:「OK 異能力 美しい冷酷(セルリル)」
時雨が花弁を纏う
僕は凍雨の皆の異能力をブーストする
逆に森さんの力を弱める
森:「っくそ異能が!」
雷:「よっわ〜 充希いいよ〜」
充:「わかってる 異能力 乱れ撫子」
撫子の花が咲く
その花は森さんにしか効かない
森さんの異能は白い糸を操り、人さえも切れるすぐれものだが糸自体が切れやすいから扱いには注意 って感じか?
糸:「皆!気をつけて!森さんの糸には近づいてはいけない!死ぬ!」
皆:「了解!」
森;「空きあり!」
時:「糸雨!あぶない!」
やばい!
ふと皆を見た
全身傷だらけで満身創痍の
皆が


糸雨を見た
森さんに連れいかれそうで
絶望する糸雨が

『糸雨!』
『皆!」

全身を風が包む
その風にのって身体が浮く
そのまま皆のもとに着地する
雷斗が怒りをあらわにする
雷:「テメー潰す!行くぞ!」
森;「私も行かせていただきます!」
雷斗は雷で
充希は花を
時雨は身体にまとっている花弁が狂ったように踊る
皆森さんを瀕死に追い込む気だ
糸:「みんな!殺したらだめだよ!」
皆:「わかってる!」
糸:「じゃあ、反撃といこう」
あたりが静まり返る
充希が一気に花を咲かせる
ビュービューと風が鳴る
その風にのって花びらが舞う
その花たちは一気に森さんの方に
鋭い刃のような花々は森さんの手に直撃
森さんも糸を巡らせる
その糸が雷斗の方にでも瞬間的に日本刀を出し、糸を切り出す
絶望した森さん 
そのまま僕の方へ飛んでくる
糸:「もう二度とこんなことすんな 次回は確実に殺す」
森:「わかりました、降参です」
と、まいったように言った
僕は、みんなの方を見た
みんなぼろぼろで今にも倒れそうだ
僕は、森さんを投げてみんなに言った
「おつかれさま」
そこでワールドを閉じて、事務所に帰った
みんなすぐさま寝た



この騒動で、凍雨は怒らせてはいけないで有名になったとか