「あ、先輩っ」 びっくりして立ち上がる。 「どうしたんですか?」 と言いながら駆け寄ると、 「もちろん、みくちゃんと一緒に帰るために迎えにきたんだよ~。俺のお姫さま~」 と先輩はまたあたしの頭をサラッと撫でた。 「キャー」という女子の金切り声と男子のどよめき。