今思い出してもドキドキする。 先輩の腕の中、めちゃくちゃ広くてあったかかった。 めちゃくちゃいい匂いもしたなぁ。 うっとりしながら今朝のやりとりを思い出していると、茉由ちゃんがガバッと後ろを振り返った気配がした。 だから、そろそろと顔をあげてみる。 「え?みく? 今なんて言った!?」 目を真ん丸にして驚く茉由ちゃんが見えた。