ここ、校門前です。 頭を撫でられて、あたしは本格的にぷしゅーっとなってしまった。 足に力が入らずによろけてしまう。 それを抱きとめてくれながら、先輩があたしの耳元で囁いた。 「愛してるよ。これからよろしくね、俺の彼女さん」 せ、先輩はずるいです。 色気ぷんぷんだし、いろんな言葉であたしをまどわすし。 あたしはまだ足に力が入りません。