「せ、先輩が初恋なので、よくわかりません」 なんてことを言ってしまった。 「そっかぁ、かーわい。俺に初恋してくれたんだー。ありがとね」 そう言って先輩はあたしの手を離すと、あたしの頭をサラッと撫でた。 「いい子、いい子」 「せ、先輩っ」