いくつかのクラスをまわって、朝陽くんのクラスの3-Aにやってきた。


朝陽くんはどこかな~?


とクラスを見回したら……。


「おかえりなさいませお嬢様」


と、頭を少しさげて、にこっと笑う朝陽くんの姿が見えた。


「朝陽くん、執事の格好もセリフもお似合いじゃん。だからかな、長蛇の列だね。女子はこういうの好きだよね」