「え?」


「俺、みくちゃんが運命の女の子だったりして、って思ったりしてるんだよね。


「え、えっ?先輩?」


「だって、ほら見て。俺の小指とみくちゃんの小指。赤い糸でつながってる気がしない?」


そう言って先輩は、あたしに向かって小指をスッと突き出した。


細くて長い綺麗な指。


先輩の指にみとれていると、