「うーん、1週間っていうのはイヤだなぁ」 腕を組みながら先輩がちょっと首を斜めに傾けた。 え、1週間でもダメなのかな? 「じ、じゃあ……3日でも」 声が弱々しくなった。 先輩は考え込むようにうつむいてから、ひまわりが咲いたかのような満面の笑みでこう言った。 「違う、違う。3日はともかく、1年でも短くてイヤだなぁと思って」