「朝陽くんと付き合えてよかったな。みくに良い影響を及ぼしてくれてる朝陽くんに感謝だな」 とママもパパも喜んでくれた。 9月の中旬、いつもと同じように図書室で勉強してからの帰り道、朝陽くんがあたしに何かを差し出した。 「はい、みくちゃんに招待状」 「え? 招待状?」 「そう。前に言ったでしょ。今度は俺の部屋に招待するって」