すると女子の先輩が、はぁーっと盛大なため息をついた。 「懲りないね、朝陽。今度は何か月持つんだろうね」 「いや、何か月は無理じゃない?だって朝陽だよ。来週にはまた彼女が変わってるって」 「だね、だね~。じゃあ、予定が変わったらいつでも言って~」 「朝陽く~ん。今度はあたしと付き合ってね~」 「キャハハハハ……」 ひらひらと手を振りながら、女子の先輩たちは笑い声をあげて校門に入っていった。