ついぽかぽかと叩いてしまう。 「やばい、俺、幸せすぎ。このままみくを、どこかにさらっちゃいたいなぁ」 「……っ、朝陽くん。あ、あたしも幸せです」 ぽかぽか叩いていたことなんか忘れて、幸せにひたってしまう。 いつまでも家につかなければいいのに。 そんなことを思ってしまった。