腕に引っかけている袋がカサッと音をたてた。 「え、それなのに、朝陽くんの部屋にあたしが入るとかいいんですか!?」 「いいのいいの。だから言ったでしょ。みくのことは本当に溺愛してるって。 俺にとってみくは特別な女の子なんだから。 ついでに付け加えれば、こんなに長くつきあったのも、みくが初めて」 びっくりした。