しかも、先輩呼び。 それに、なんだか言葉が唐突になってしまった。 「ん? 猫アレルギーはないよ。って、みくちゃん、先輩呼びなんて久しぶりだね。 ちょっときゅんとしちゃったなぁ。 うんうん、先輩呼びも悪くないね。たまには俺のことを“朝陽先輩”って呼んでくれる~?」 朝陽くんは、にこっとにやっの間くらいの笑顔であたしを見おろした。