小嶋先輩は、「シー」っと唇に指を当てた。 それなのに、女子たちはさらに騒ぎ始めた。 「キャー!今の仕草も超セクシー」 「カッコいい~」 それを聞いて先輩は、 「ありがと、ありがと」 と小さな声で言ってから、こう付け加えた。 「この子、水野みくちゃん。もうすぐ俺の彼女になる予定だから」