そう思った次の瞬間、その人がサングラスをとった。 「朝陽、まーた派手な服を着てるな、お前」 「朝陽くん、ちょっとは地味にした方がいいんじゃない?」 「妃莉も知り合いだと思われたくないです」 中ノ瀬先輩と茉由ちゃんと妃莉先輩が口々に言う。 「大丈夫、大丈夫。これR.Sの新作だから」 と言って決めポーズをしていたのは、朝陽くんだった。