適当に職業を言ってごまかしちゃおうかな。


そう思った瞬間、


「決めた。みくがお嫁さんになりたいなら、俺は医学部を本気で目指す」


「……?」


どうして朝陽くんが突然そんなことを宣言したのかわからないけど、朝陽くんはあたしの頭を愛おしそうな瞳で撫でた。


期末テストの結果は、必死で勉強したかいがあって、中間テストよりもいい点だった。