「ありがとね、みくちゃん。彼女が結んでくれたネクタイは特別だね」 「ごめんなさい。なんかぐちゃぐちゃになってしまって」 「いーの、いーの。俺、クラスで自慢しちゃうから。“これ、俺の彼女のネーム入りのネクタイ。 おまけに、彼女がこれを結んでくれたんだぁ~”って」 「え、クラスで自慢ですか? そんなの恥ずかしいです」