ちょっと下を見ると、朝陽くんは細くて長い指であたしのネクタイをゆっくりとゆっくりと結んでいる。 ふわっと覆われている背中が熱い。 「うぅ、朝陽くん。もうギブです。もう少し早く結んでいただけませんか!?」 悲鳴に近いような声が出てしまう。 そんなあたしに対して朝陽くんは、 「んー、もうちょっとねー、もうちょっと」