首にちょっとだけ触れる長い指。 「うぅ」 朝陽くんがあたしのネクタイをほどく間、恥ずかしすぎて、あたしはぎゅっと固く目をつむっていた。 でも、いつまでたっても終わる気配がない。 あれ? と思って薄目を開けてみると……。 あたしのネクタイの結び目に手をかけたままの朝陽くんの姿が見えた。