「キャーッ! と言うか、さすが朝陽くんだね。このままじゃみく、さらっと朝陽くんにさらわれちゃうよ」 「う、それは」 否めないというか、そういったこともありえそうというか。 キスが『これ以上長くなると、いろいろ我慢できなくなりそうだから』って言っていたし。 でもあたし、まだまだ当分、心の準備ができそうにないよ。 昨日のことを思いだして、真っ赤になったり、青くなったりするあたしに、茉由ちゃんが言った。