茉由ちゃんは、両手を握り合わせて、うっとりと天井を見上げた。 「いいなぁ、みく。私もあんな風に、好きな人から宣言されたい。 で? あの後、2人は消えたけど。どこで何をしていたの?」 両手を離して、興味津々といった目をあたしに向ける。 「今日のお昼は、屋上でランチにしよう。そのとき、昨日朝陽くんとなにがあったか、私に全部教えてね」 「~というわけで、朝陽くんにキスされた」