「みく、昨日のあれ、すごかったねー」


次の日学校に行くと、茉由ちゃんがキラキラした瞳で駆け寄ってきた。


「あたし、朝陽くんを見直した。あんな朝陽くん、見たことないもん。


それに、生徒みんなの前で、『みくちゃんのことが大好きです』
とか、『もう一度俺と付き合ってください』とか、あげく『将来は俺と結婚してください』とか。


朝陽くん、めちゃくちゃみくに本気じゃん。しかも、本物の婚姻届とか。カッコよすぎて、きゅんとした」